冬が終わり気温がしっかりと上がる初夏前までは昼夜の寒暖差が大きい季節となります。
寒暖差が続くと身体の不調が起きるだけでなく、実はお肌への影響も多いことをご存じでしょうか?
寒暖差によって起きるトラブルと対処法をあらかじめ知っておくことで美肌を保ちましょう。
寒暖差とは?
寒暖差とは暑さと寒さの気温差のことを言います。
流れるように訪れる四季が楽しめる日本は夏と冬で極端な温度差があり、春と秋には昼夜の寒暖差が激しく訪れます。
寒暖差で起きるトラブル
1.自律神経の乱れ
人間の身体は体温を一定に保つため、自律神経が働き、筋肉に働きかけて熱を生み出したり、血流調整をしたり、発汗させることで体温を下げたりする機能が備わっています。
あまりに大きい寒暖差や日々頻発する寒暖差によって自律神経が過剰に反応してしまうと肩こりや頭痛、不眠などの悪影響が出てきてしまいます。
不眠などの悪影響が出てくると交感神経が優位に働いてしまい、男性ホルモンが活発になり皮脂分泌が多くなることで肌荒れにつながります。
皆さんの身体が寒暖差に負けないようにするには、適度な運動、規則正しい生活、入浴で体を温めるなどの普段からのケアが有効です。
2.寒暖差アレルギー
暖かいところから寒い場所に出ることで起きる寒暖差アレルギー。
冷たい風などに触れることによってかゆみが出る寒冷じんましんが代表的です。
その他、寒暖差によってくしゃみや鼻水、疲れやすいなどの症状が出ることもあります。
寒い季節になると、洋服を着こむことで寒さ対策しますが、お顔は年中むき出しのパーツです。
そのため、寒暖差アレルギーによって頬などに発疹などが出ることがあり、かゆみが生じることもあるため美容的にもできるだけ避けたいトラブルです。
寒冷じんましんでお顔に発疹が出た場合、数時間で消えることが多いと言われるため極力触らないように我慢し、刺激を与えない、かかないことが大切です。
また、日常では極力寒暖差を作らないことも寒冷じんましんの予防法になります。
3.乾燥
寒暖差によって起きる乾燥は、暖かい部屋などから急激に温度が低い環境に出ることでお肌の保湿機能とバリア機能を保つための酵素(カスパーゼ14)が減少してしまうために起きることがわかっています。
また、冷気さらされたお肌は表面近くの毛細血管が収縮してしまい血流が悪くなり肌色もくすんで見え、お肌に運ばれるはずの栄養も運ばれなくなってしまいます。
寒暖差が大きくなる季節は特にお肌に潤いを与えるスキンケアに注力するのがおすすめです。
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