日常で起こしやすい“摩擦”が肌のトラブルにつながってしまう。
これまではあまり意識されてこなかった“摩擦”ですが、非常に身近な肌トラブルの原因で、皆さんの意識やクセを変えるだけで予防できるものです。
皆さんが気づかなかった“摩擦”がないかどうか、振り返ってこれからの予防に役立てましょう。
摩擦でお肌はどうなる?
【お肌に傷がついてしまう】
器具を使用するマッサージや、スクラブ入りの洗顔などで起きやすい症状です。
脂性のお肌の方や、汚れをきっちり落としたいと思っている方がやってしまいがちなゴシゴシ洗いをすることでお肌に傷がついてしまいます。
花粉症の方も要注意で、目のかゆみ、鼻をかむ、などでも強い力でこすってしまう、ティッシュとの摩擦でお肌に傷がついてしまいます。
小さな傷でも、習慣化したものであれば、後に黒ずみなどのお肌のトラブルへとつながってしまうのです。
【保湿機能が失われてしまう】
ゴシゴシと洗いすぎるとお肌のバリア機能が低下してかさかさ肌へとつながってしまいます。
洗いすぎは皮脂膜が薄くなってしまい、こすったりしてしまう摩擦は角質が乱れてしまうため、結果、お肌のバリア機能が低下してしまい、お肌内部の水分が蒸散してしまいます。
【色素沈着してしまう】
紫外線による刺激と同じくらい、摩擦による色素沈着は大きいと言われています。
お顔でいえば、洗顔の時に力を入れてこすってしまいがちな小鼻の横や眉間から額。
メイク時の目元のポイントメイク、ファンデーションを重ねる部位、シートでメイクを落とす際の摩擦など、何気なく毎日起きてしまう摩擦によって刺激を受けた部分が黒ずみ、色素沈着を起こしてしまいます。
こうした日常の起こる摩擦で、お肌自身が守ろうと表皮を厚くしたり、メラニンが生成されてしまい、さらに日常で摩擦が続くことにより、その色味が定着してしまい色素沈着となります。
日常で起きる摩擦の注意ポイント
【お顔】
・洗顔の時(メイク落としを含む)
・スキンケアの時
・メイクの時
・マッサージの時
・鼻をかむ時
・汗を拭くとき
・マスク着用の時
・目をこする
【体】
・洋服着用時の擦れ
・入浴時の身体洗いの時
・下着の締め付ける部分の摩擦
・日常の行動で同じ態勢をとることが多い
摩擦が起きやすい場所のケア方法は?
細かな傷がついてしまうほどの摩擦は、傷が治ってからケアをするのがおすすめです。
摩擦を受けたお肌はバリア機能が低下している状態のため、保湿を徹底することが大切です。
摩擦を起こさないことが一番なので、皆さんのお肌に摩擦が起きている部分を洗い出して、毎日の行動を改めてみましょう。
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